2016年01月09日

2016年、もっと避難所の水源地化を!

新しい年を迎え、抱負なぞを述べたいと思います。

今年は、
受注への研究と資料固めをし、
できれば受注をしたい!


受注できれば、もし大震災が発生したとしても、
その地域の人々の困難が大きく軽減されるからです。

これが本センターの最大の社会的役割であり、
会員のみんなが活動している目的です。

今年は、その目的に向かって一直線でありたいと思っています。


また、「水源地」をキーワードに、一言申し上げます。
震災時の水確保対策としてペットボトル水の備蓄も大切ですが、
もしも大勢が逃げ込む避難所が「水源地」であったならば・・・・・、
これ以上の方策が考えられますでしょうか?

震災避難所に、小さな塩ビ管製の井戸を設置し、地域の自主防災会にある
可搬式消防ポンプで水を汲み上げる磐田鮫島方式は、
「震災避難所を水源地化」するもので、
震災時の理想的な水確保対策ではないでしょうか?

震災断水時に逃げ込んだ先が emoji09emoji10 水道浄水場! のような安堵感です

地域の人々をはじめ、自治会や行政も
いち早くこのことに気付いてほしいのです 155


さて、その水源地化しつつある第1号の現地は、さらに進化します icon14


予算のメドが立ったことから、φ50mmの水道用塩ビ管に
21個の蛇口をほぼ1m間隔に取り付けます。

そして1月下旬、新年会に先立ち、消防ポンプからくみ上げた水を、
一直線に並んだ21個の蛇口から一斉に出す実験をします。

いままで実験と言えば、消防ポンプで水を放水するのみでしたが、
計画しているのは、避難所の給水を想定した実用実証実験です。

この仕掛け・装置(仮称-給水栓連坦装置-)が完成すれば、
磐田鮫島方式も震災の実用に向けて、いよいよ大きく走り出します。
(雨天の場合、実験は順延です。でも、新年会はやりますface21


「さるでない 夢も希望も つかむもの」

本年もよろしくお願い申し上げます 196


(haru)

  
タグ :第1号一句


Posted by いわさめ水センター at 22:05Comments(0)ご挨拶所感

2015年12月30日

ろ過器の実験・研修&・・・

2016年もあと2日となりました。

さて、年内、ギリギリになりましたが icon10
11月29日に行った「ろ過器実験・研修」の報告です。



震災時に、ろ過器からペットボトルに注水するのに
適した水量(快適水量)はどのくらいか、
水道の蛇口を利用して測定しているところです。




ろ過器と給水タンクにおいて、
快適水量が得られる水頭差を探す実験です。




避難所運営に関する研修では、
聞き取り集・40人の女性たちが語る東日本大震災
(発行:NPO法人イコールネット仙台)から
避難所等で女性がいかに苦労(いやな思い)をしたかを知り、
避難所運営に女性参加が欠かせない」ことを説明しました。



   *  *  *  *  *


はい、研修の後は、忘年会!
おなじみの(?)マジックを披露しているとこです。
タネがわかり、「こんな単純なことにだまされたかface07
と自己嫌悪に陥ると申し訳ないので、今回はタネばらしなしです。
上手にできましたよ emoji13

では、来年もがんばりましょう。

皆さま、よろしくお願いします
face22


  


Posted by いわさめ水センター at 03:24Comments(0)報告実験

2015年11月14日

静岡県・川勝知事に磐田鮫島方式を説明

11月10日のブログで、「8月3日の静岡県知事訪問」と書きましたが、
その内容について触れていなかったので、前後しますが、
ここで紹介します。

  *  *  *  *  * 

8月3日、小山展弘衆議院議員のご案内により
静岡県の川勝平太知事に面会し、
磐田鮫島方式・災害時水供給施設とろ過機について
説明をしてきました。

知事は、自主防災会の可搬式消防ポンプで
地下水を汲み出す磐田鮫島方式を「大発見」と言い、
高く評価しくださいました。

また知事は、その場で危機情報課の課長に早速に調査し、
防災情報として普及に向けて検討するよう指示を出しました。




●県知事室にて、磐田鮫島方式を説明



●右から4人目が川勝知事


  *  *  *  *  * 

こののち、「現地視察をしたい」と県から連絡が入り、
9月15日の視察につながったのです。


  
タグ :見学静岡県


Posted by いわさめ水センター at 00:52Comments(0)報告

2015年11月10日

静岡県の方が視察されました

しばらくぶりの更新です。

去る8月3日の静岡県知事訪問を受けて、
県担当課職員による磐田鮫島方式・災害時水供給施設の視察が
9月15日に行われました。

視察現場は、設置第1号
長野交流センター(旧長野公民館)グラウンドです。

視察されたのは、
静岡県企業局事業課の佐藤勝彦課長、
静岡県西部危機管理局地域支援課の内山敬介主査、 
小山展弘衆議院議員など、6名でした。



可搬式消防ポンプによる地下水の揚水(放水)状況。



3mの足場からろ過機へ送水。




真剣に視察する様子。


              
デモ用ろ過機で飲用について説明する当NPOの鈴木欣也さん。

  *  *  *

視察前に準備で、足場を組んだり草刈りをしてくださった
会員の皆さま、ありがとうございます emoji15


  


Posted by いわさめ水センター at 22:57Comments(0)報告

2014年12月28日

避難所屋上の受水槽への送水実験

12月7日に行われた「磐田市地域防災訓練」で、
指定避難所へ生活用水を送水する実験を行いました。

2013年12月に長野公民館グラウンドに設置した
磐田鮫島方式第1号の井戸から可搬式消防ポンプで地下水を汲み上げ、
指定避難所である長野小学校の屋上にある受水槽へ向け送水しました。
送水実験は、地元消防団約20名の協力を得て行いました。
防災訓練参加者約100名程度です。





●長野公民館グランドに設置してある磐田鮫島方式井戸と
 可搬式消防ポンプでの実験です。



●長野公民館グラウンドからの水平道程距離は、約120mです。



●長野幼稚園入口前の道路横断処置。
 全ホース長は160m(8本)です。



●地上16.9m位置にある屋上の受水槽へ送水します。  



●磐田市の飯田正人教育長も視察されました。



●受水槽天端は放水するには足場がとれず危険なため、
 4.25m下の屋上(グラウンドから12.67m高)から放水しました。
 屋上の放水は、例えば火災が消せるほどの勢いで放水することができました。



●防災訓練参加者約100名が、放水を見学しました。



「あんなに水が出るとは思わなかった」
「水量にびっくりした」
という感想が多く聞かれました。

いざ、という時に、避難所の受水槽へ多量の水を送ることができることを
地域の多くの人が確認したことは、防災訓練での極めて大きな収穫でした
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Posted by いわさめ水センター at 23:32Comments(0)報告実験

2014年12月23日

雑誌に原稿を執筆しました。

『月刊下水道』(環境新聞社発行)という雑誌に執筆し、
磐田鮫島方式の役割と可能性について、考察しました。

タイトルは、
『災害時における水供給に関する考察
――磐田鮫島方式は水洗トイレに使えるのか』です。


以下が、掲載内容です。
(それぞれの画像をクリックすると画像が拡大し、
それをさらにクリックすると、読みやすい大きさになります。)



1枚目


2枚目


3枚目


4枚目


5枚目




[『月刊下水道』 2014年12月号、Vol.37 No.14 に掲載]


  
タグ :トイレ研究


Posted by いわさめ水センター at 00:47Comments(0)報告記事

2014年10月12日

二週つづきの台風

台風18号に引きつづき、台風19号。
度重なる台風は、海を生業にしている人には結構きついです。

南に発生した台風によって4~5日前から「うねり」が高くなり、
台風が来て、その後2~3日は海が落ち着かず、
結局一つの台風で1週間がつぶれます。

2週つづきは、つまり半月が仕事になりません。



「台風よ 二週つづきは ごめんだよ」


haru

  
タグ :台風一句


Posted by いわさめ水センター at 22:35Comments(0)雑感

2014年10月08日

NPO法人との情報交換

2014年10月6日、台風18号は、報道によると、
午前8時過ぎに静岡県浜松市付近に上陸したようです。

我が磐田市も、台風の目に入ったと思います。

瓦が飛びそうな一撃の風が通り過ぎたら
ピタッと風が止まりました。
それからしばらくして反対方向からの風が強くなりましたが、
遠ざかる方向の風だったので、無事でした。


さて、本日、磐田市のNPO法人15団体で組織する
「NPO法人連絡会」と「市議会総務委員会」議員との懇談会に、
事務局長と二人で出席してきました。

初めて行う会合で、お互いの情報を交換しました。
最大の問題は人口減少にあって、
今後NPO法人の活動がますます必要になるだろう emoji11
との意見一致をみました。



haru

  


Posted by いわさめ水センター at 22:48Comments(0)報告

2014年09月30日

自然災害への予知

9月27日に噴火した御嶽山。
多くの登山者が犠牲になりました。

噴火予知に関する学術的な議論が出ていますが、
人間の自然災害への予知能力は、非常に低い。
一方、予知能力のある虫や動物たちは、きっと逃げ去っていただろう。


「紅葉に 御嶽噴火 手を合わせ」


被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げるとともに、
犠牲になられた皆さまに深く哀悼の意を表します。


haru

  
タグ :一句災害


Posted by いわさめ水センター at 22:44Comments(0)雑感

2014年09月13日

2回目の定期点検

生活用水確保訓練に引き続き、
磐田鮫島方式の定期点検を行いました。

定期点検は、これで2回目です。

ちなみに、初めての定期点検は、こちら





放水中の地下水位を観測しています。



フル運転による放水も良好 icon14




どこの地域にもよくある可搬式消防ポンプを使うのが
磐田鮫島方式の最大の特徴です 195

  


Posted by いわさめ水センター at 16:29Comments(0)管理