2014年09月10日
「防災の日」の生活用水確保訓練
8月31日、「防災の日」の前日、
磐田鮫島方式による生活用水確保訓練が、
磐田市小島・長野公民館のグラウンドにて行われました。
主催者は小島自治会です。
野箱自治会、長須賀自治会の防災関係者の参加もあり、
小島自主防災会と合わせて、約70名に集まっていただきました。

小島自治会長、長野地区自治会長等のあいさつに続き、
NPO法人磐田鮫島方式震災水対策センターの工事長・三輪木が
● 発案のいきさつ
● 磐田鮫島方式の説明
● これからの課題
――について、説明を行いました。
続いて、可搬式消防ポンプによる揚水作業を行いました。

揚水作業から放水まですべての工程を、
自主防災会の皆様に行っていただきました

本センターから何も説明しなくても、すぐさま放水に至りました
可搬式消防ポンプは、定期点検を毎月行っているので
取り扱いに馴れているからと思います。
これは、災害時の最大の強みとなるでしょう
感想
● (フル運転の放水を見て)こんなに水が出るなんておどろいた
意見
● 地震が来た時設備は壊れないか
● 避難所である長野小学校(道を挟んだ隣り)まで水が送れるか
● 送水のみならず貯水も考えるべきではないか
磐田鮫島方式による生活用水確保訓練が、
磐田市小島・長野公民館のグラウンドにて行われました。
主催者は小島自治会です。
野箱自治会、長須賀自治会の防災関係者の参加もあり、
小島自主防災会と合わせて、約70名に集まっていただきました。

小島自治会長、長野地区自治会長等のあいさつに続き、
NPO法人磐田鮫島方式震災水対策センターの工事長・三輪木が
● 発案のいきさつ
● 磐田鮫島方式の説明
● これからの課題
――について、説明を行いました。
続いて、可搬式消防ポンプによる揚水作業を行いました。

揚水作業から放水まですべての工程を、
自主防災会の皆様に行っていただきました


本センターから何も説明しなくても、すぐさま放水に至りました

可搬式消防ポンプは、定期点検を毎月行っているので
取り扱いに馴れているからと思います。
これは、災害時の最大の強みとなるでしょう


● (フル運転の放水を見て)こんなに水が出るなんておどろいた


● 地震が来た時設備は壊れないか
● 避難所である長野小学校(道を挟んだ隣り)まで水が送れるか
● 送水のみならず貯水も考えるべきではないか
2014年08月31日
揚水実験をしました。
磐田鮫島方式を第1号で設置した長野公民館グラウンドで
8月14日、揚水実験をしました。

ストップバルブを取り付けるなどの準備を行なった後、
可搬式消防ポンプをフル運転して放水。
水量の変化等を調査しました


また、地下水がどのように低下するのか、
問い合わせに対応できるように観測しました。

地下水位観測の全体風景です。

可搬式消防ポンプのフル運転時の水圧状況です。
タービン(揚水ポンプ)の位置よりも6.6 m低い水面から
水を汲み上げていることを示しています。

ちなみに、スロットル始動・給水位置の水圧状況です。
タービンの位置よりも3.9 m低い水面から
水を吸い上げていることを示しています。
今回の実験で、ポンプをフル運転しても、ホースが圧力に耐えて破損せず、
消防用水としても使用可能であることを確認しました。
今後、土質と地下水位に基づいて、
設置する井戸の本数を必要最小にする法則を見出したいと思います。
8月14日、揚水実験をしました。

ストップバルブを取り付けるなどの準備を行なった後、
可搬式消防ポンプをフル運転して放水。
水量の変化等を調査しました




また、地下水がどのように低下するのか、
問い合わせに対応できるように観測しました。

地下水位観測の全体風景です。

可搬式消防ポンプのフル運転時の水圧状況です。
タービン(揚水ポンプ)の位置よりも6.6 m低い水面から
水を汲み上げていることを示しています。

ちなみに、スロットル始動・給水位置の水圧状況です。
タービンの位置よりも3.9 m低い水面から
水を吸い上げていることを示しています。
今回の実験で、ポンプをフル運転しても、ホースが圧力に耐えて破損せず、
消防用水としても使用可能であることを確認しました。
今後、土質と地下水位に基づいて、
設置する井戸の本数を必要最小にする法則を見出したいと思います。
2014年08月29日
土地の特徴を把握しよう
多くの犠牲を出している、大雨による土砂災害。
あまり報道されていませんが、
広島県以外でも被害が及んでいる地域があるようです。
被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、被災地の周辺地域に実家のある知人によると、
被害が大きかった所は、いわば新興住宅地。
他地域から移り住んできた人が多く、
もしかしたら、土地勘があまりなく、
災害が起きる可能性をあまり認識してなかったのではないか、
と言っていました。
もうすぐ防災の日です。
災害に対処する方法を確認し、心構えを再認識する日です。
その方法の一つとして、
皆さんが住んでいる土地の特徴をよく把握し、
イザという時には、行政の判断のみに頼るだけでなく、
自らで判断し行動できるように準備する、というのはいかがでしょう?
昔から呼ばれている地名でも、そのことがわかることが多いので、
長年住んでいる方に、一度尋ねてみるのもいいかもしれませんね。
(taka)
あまり報道されていませんが、
広島県以外でも被害が及んでいる地域があるようです。
被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、被災地の周辺地域に実家のある知人によると、
被害が大きかった所は、いわば新興住宅地。
他地域から移り住んできた人が多く、
もしかしたら、土地勘があまりなく、
災害が起きる可能性をあまり認識してなかったのではないか、
と言っていました。
もうすぐ防災の日です。
災害に対処する方法を確認し、心構えを再認識する日です。
その方法の一つとして、
皆さんが住んでいる土地の特徴をよく把握し、
イザという時には、行政の判断のみに頼るだけでなく、
自らで判断し行動できるように準備する、というのはいかがでしょう?
昔から呼ばれている地名でも、そのことがわかることが多いので、
長年住んでいる方に、一度尋ねてみるのもいいかもしれませんね。
(taka)
2014年08月28日
秋の気配にご用心!
先々週に前庭の畑でコオロギの初鳴きを聞きました。
家の周りは、すでに虫の声でいっぱいです。
夜中はもうすっかり秋
今日は肌寒いくらい、というと大げさでしょうか?
そこで一句。
「暑いなと 思うまもなく 虫の声」
& 母の教え
「夏バテは 季節がわりに やってくる」
夏バテは、これからが本番。
栄養と休養が大切です。
暑さでダルくなったときには、行水もお試しあれ
どうぞご自愛下さい。
(haru)
家の周りは、すでに虫の声でいっぱいです。
夜中はもうすっかり秋

今日は肌寒いくらい、というと大げさでしょうか?
そこで一句。
「暑いなと 思うまもなく 虫の声」
& 母の教え

「夏バテは 季節がわりに やってくる」
夏バテは、これからが本番。
栄養と休養が大切です。
暑さでダルくなったときには、行水もお試しあれ


どうぞご自愛下さい。
(haru)
タグ :一句
2014年08月14日
台風11号で断水
南海トラフ地震などの大震災が発生し、
上下水道の施設が被災して断水や水の使用制限などが生じても、
避難所などで水供給ができるように
私たちNPO法人磐田鮫島方式震災水対策センターは活動しています。
ところが、今回台風11号の影響で、
高知県四万十町で吉見川が氾濫し、窪川浄水場が浸水、
水供給ができなくなった、という報道がありました。
水がたくさんあるのに、使えなくなる 状況が起きたのです。
他にも、水源の汚染や有事・・・・・などなど、
水が使えなくなる状況が発生する要因というのはたくさんある、
と改めてと考えさせられました。
このブログは静岡県発信なので、
タイトルは「震災が起きても・・・・・」にしていますが、
「災害が起きても・・・・・」に変えたほうが、
関心をもってくださる方が広がるかも!? しれませんね。
(Taka)
上下水道の施設が被災して断水や水の使用制限などが生じても、
避難所などで水供給ができるように
私たちNPO法人磐田鮫島方式震災水対策センターは活動しています。
ところが、今回台風11号の影響で、
高知県四万十町で吉見川が氾濫し、窪川浄水場が浸水、
水供給ができなくなった、という報道がありました。
水がたくさんあるのに、使えなくなる 状況が起きたのです。
他にも、水源の汚染や有事・・・・・などなど、
水が使えなくなる状況が発生する要因というのはたくさんある、
と改めてと考えさせられました。
このブログは静岡県発信なので、
タイトルは「震災が起きても・・・・・」にしていますが、
「災害が起きても・・・・・」に変えたほうが、
関心をもってくださる方が広がるかも!? しれませんね。
(Taka)
2014年08月12日
研修会を開きました
去る7月24日、
NPO法人磐田鮫島方式震災水対策センターの
会員に呼び掛けて、研修会を開きました。

主な内容は、磐田鮫島方式を推進するにあたって
必須項目である次の4点です。
●地下水の採取に関する都道府県条例及び市町村条例
●水道水と井戸水の法律的・行政的な違い
●井戸水の水質検査項目の選定
●水質基準値はどのように決められているか
一生懸命に勉強した後は、
あの有名な「漁師のどんぶり屋」に行きました
NPO法人磐田鮫島方式震災水対策センターの
会員に呼び掛けて、研修会を開きました。

主な内容は、磐田鮫島方式を推進するにあたって
必須項目である次の4点です。
●地下水の採取に関する都道府県条例及び市町村条例
●水道水と井戸水の法律的・行政的な違い
●井戸水の水質検査項目の選定
●水質基準値はどのように決められているか
一生懸命に勉強した後は、
あの有名な「漁師のどんぶり屋」に行きました

2014年08月09日
看板ができました!
2014年07月19日
磐田鮫島方式の設置について ~第1号工事より~
磐田鮫島方式による緊急時水供給施設の設置は、
どのように行うのでしょうか?

先に井戸を掘削し、そこに揚水管(水を汲み上げるパイプ)を挿入します。
揚水管は、直径30mm程度の細長い塩ビ管です。
長さは、地下水の深さによって変わります。

複数の井戸を掘って、それを1本にまとめて地下水を汲み上げます。
ここでは、9本の井戸から汲みげるようにしました。
手前の立ち上がっている太いパイプには、
消防用の吸水管をジョイントさせます。

工事を終えたあと、実際に汲み上げることができるか、
可搬式の消防用ポンプを使って確認しました。
「詳しいことは後日また」と言いつつ、
すっかり報告が遅くなってしまったが、
平成25年12月に行った第1号の設置工事の
状況を使って簡単に紹介しました。
どのように行うのでしょうか?

先に井戸を掘削し、そこに揚水管(水を汲み上げるパイプ)を挿入します。
揚水管は、直径30mm程度の細長い塩ビ管です。
長さは、地下水の深さによって変わります。

複数の井戸を掘って、それを1本にまとめて地下水を汲み上げます。
ここでは、9本の井戸から汲みげるようにしました。
手前の立ち上がっている太いパイプには、
消防用の吸水管をジョイントさせます。

工事を終えたあと、実際に汲み上げることができるか、
可搬式の消防用ポンプを使って確認しました。
「詳しいことは後日また」と言いつつ、
すっかり報告が遅くなってしまったが、
平成25年12月に行った第1号の設置工事の
状況を使って簡単に紹介しました。
2014年07月09日
今年も防災グッズ展でPR
平成26年6月28日、磐田市・竜洋公民館のロビーにおいて、
防災グッズ展が行われました。

防災グッズ展、正確に言うと、
「防災講演会時の防災資機材展示」です。
磐田市自治会連合会主催の防災講演会に、
併設して開催されました。
本センターも、前年度の出展につづき2回目で、
磐田鮫島方式をPRしました
参加者は、自治会連合会役員、各自治会長(=自主防災会長)、
民生委員、福祉委員、学校等施設管理者、市職員など、
約550名前後の方が参加されました
今年の参加テーマは、磐田鮫島方式の第1号設置に鑑み、
「災害時水供給施設・磐田鮫島方式
震災時に・役に立ちたい・助けたい」
ロビーではチラシを配布するとともに、
可搬式消防ポンプに接続した配管のミニチュアセットを展示。
地下水を汲み上げる原理・機構等について見ていただきながら、
説明や案内を行いました。

「どうやって水を汲むの?」
「管理はどうするの?」
「お金はどの位かかるの?」
など、熱心に質問する方もいました。

今回の展示会で説明をした、本センターのメンバーです
防災グッズ展が行われました。

防災グッズ展、正確に言うと、
「防災講演会時の防災資機材展示」です。
磐田市自治会連合会主催の防災講演会に、
併設して開催されました。
本センターも、前年度の出展につづき2回目で、
磐田鮫島方式をPRしました

参加者は、自治会連合会役員、各自治会長(=自主防災会長)、
民生委員、福祉委員、学校等施設管理者、市職員など、
約550名前後の方が参加されました

今年の参加テーマは、磐田鮫島方式の第1号設置に鑑み、
「災害時水供給施設・磐田鮫島方式
震災時に・役に立ちたい・助けたい」
ロビーではチラシを配布するとともに、
可搬式消防ポンプに接続した配管のミニチュアセットを展示。
地下水を汲み上げる原理・機構等について見ていただきながら、
説明や案内を行いました。

「どうやって水を汲むの?」
「管理はどうするの?」
「お金はどの位かかるの?」
など、熱心に質問する方もいました。

今回の展示会で説明をした、本センターのメンバーです

2014年07月07日
空高く放水!
磐田鮫島方式による「災害時水供給施設」の
保守点検の最後は、放水状況の確認です。

●上方への放水状況です

●水平方向への放水状況です
ごらんのとおり、水量は十分です
1時間も運転すると、30トン程度の水が確保できます。
2トンの給水車なら、4分で満タンになる計算です。
点検の当日、グラウンドに多くの車両があったので、
放水は側溝内で地味に行いました。
2枚の写真は、後日撮影した消防ポンプフル運転状態のものです
保守点検の最後は、放水状況の確認です。

●上方への放水状況です

●水平方向への放水状況です
ごらんのとおり、水量は十分です

1時間も運転すると、30トン程度の水が確保できます。
2トンの給水車なら、4分で満タンになる計算です。
点検の当日、グラウンドに多くの車両があったので、
放水は側溝内で地味に行いました。
2枚の写真は、後日撮影した消防ポンプフル運転状態のものです
